マリー・アントワネット

マリー・アントワネット (初回生産限定版) [DVD]

マリー・アントワネット (初回生産限定版) [DVD]

面白いって人と面白くないって人とはっきり別れる映画らしいけど、私はすっごく楽しめた大好き派です。アントワネットが絞首台にのぼる前で終わるので、一緒に行った子は最後までやらないんだーってがっかりしてたけど、これはアントワネットの孤独感と周囲の動きを描いてる映画だと思うので…。
撮影の手法が斬新というか、現代のお菓子や音楽がたっぷり使われてて、靴も今のデザイナーが手がけたものだし、何世紀も前の話だとは思えない、すごく身近で新しい感じでした。その分、史実に忠実な歴史的映画を期待して観に行くとがっかりするかも。フランス王妃役を演じ切った一人の女の子の話だと思って観ると楽しめると思います。
マリー・アントワネットのイメージは豪遊しまくりで我侭で残酷な女王様だったんだけど、映画のマリーは全然残酷じゃなくて国民のことも考えてたし、あんな異常な環境でオーストリアとフランス2国の重みを背負った彼女がギャンブルにはまって豪遊しちゃったのも仕方ないと思いました。
本物のヴェルサイユ宮殿を使って撮影しただけあって内装や景色はとても綺麗ですが、家具や衣装は可愛くて綺麗でセンスも良いけど王室にしては所々安っぽかったかな…特にカーテン。あと、監督のお遊びで映画の中にコンバースが映ってるって聞いてすごく探したんですが、探さなくても目に入る位堂々と映りました。笑 映画の小道具が元々現代っぽいのと、水色のキャンディカラーが上手く溶け込んでたのであまり違和感は無かったです。あと音楽がすごく良かったからサントラを買ったんですが、2枚組で多分全曲入ってるし、ブックレットに写真が沢山載っててすごくおすすめ。パンフもインタビューが充実してて良かったです。