エラゴン-遺志を継ぐもの

つまんなかった。色んなファンタジー映画のハイライトだけ繋げて早送りした感じ。いい気になる→失敗して誰か死んだり居なくなったりする→泣いて悲しむ→立ち直ってちょっと真面目にレベル上げ→主人公以外の活躍でよく分からないまま敵倒す→いい気になる→…の繰り返しで何を見せたいのかよく分からない。それに、原作が長いから仕方ないのかもしれないけど、ちょっと詰め込みすぎ。エラゴンとセフィアの関係やその成長過程をもっとじっくり進めるか、それが無理なら間を取るだけの心理描写をもっと深く短い形で突き詰めたり、戦ったり飛んだりする訓練をもっと努力してる感じで描いて欲しかった。
元々間の取り方とテンポが悪い上に、泣いたりお別れのシーンでいっつも似たような空気と似たような音楽で、すごい眠い仕上がり。一応命を狙われてる戦闘系映画の筈なのに、最後まで切迫感が無かった。
映像は綺麗だったし原作は面白いらしいので勿体ない感じです。