プラダを着た悪魔

アン・ハサウェイメリル・ストリープのキャストがすごく良かった。二人とも素敵すぎ。それに出てくる服や小物がすごく可愛くて、ミランダの家やオフィスがすごいおしゃれで、110分間ずっと目を凝らしてじっくり観ました。
ミランダが格好良くて、付いていきたい!ってすごく思った。あんな上司の元で働いたらすごく成長出来そうだなぁ…それより前にストレスと過労で死んじゃうかもしれないけど。笑
アンディの最後の選択は映画観た直後は勿体ない!って思ったけど、もし私が同じ立場になったらって考えたらやっぱアンディと同じようにするかも…。でもあの方法はなんか…社会人だろアンディ!って思っちゃっていまいち好きじゃなかった。映画なんだと思えば清々しいシーンだったし、それを狙ってたのかな?せっかくアンディの葛藤や業界をリアルっぽく描いてるんだから、止め方も現実的なものに欲しかったです。
パンフは映画に出てきた可愛い服のショットが沢山と、ファッション誌や業界の人のインタビューが載ってて楽しかったです。
音楽も気に入ったのでサントラ購入。原作も読んでみたいです。

マリー・アントワネット

マリー・アントワネット (初回生産限定版) [DVD]

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面白いって人と面白くないって人とはっきり別れる映画らしいけど、私はすっごく楽しめた大好き派です。アントワネットが絞首台にのぼる前で終わるので、一緒に行った子は最後までやらないんだーってがっかりしてたけど、これはアントワネットの孤独感と周囲の動きを描いてる映画だと思うので…。
撮影の手法が斬新というか、現代のお菓子や音楽がたっぷり使われてて、靴も今のデザイナーが手がけたものだし、何世紀も前の話だとは思えない、すごく身近で新しい感じでした。その分、史実に忠実な歴史的映画を期待して観に行くとがっかりするかも。フランス王妃役を演じ切った一人の女の子の話だと思って観ると楽しめると思います。
マリー・アントワネットのイメージは豪遊しまくりで我侭で残酷な女王様だったんだけど、映画のマリーは全然残酷じゃなくて国民のことも考えてたし、あんな異常な環境でオーストリアとフランス2国の重みを背負った彼女がギャンブルにはまって豪遊しちゃったのも仕方ないと思いました。
本物のヴェルサイユ宮殿を使って撮影しただけあって内装や景色はとても綺麗ですが、家具や衣装は可愛くて綺麗でセンスも良いけど王室にしては所々安っぽかったかな…特にカーテン。あと、監督のお遊びで映画の中にコンバースが映ってるって聞いてすごく探したんですが、探さなくても目に入る位堂々と映りました。笑 映画の小道具が元々現代っぽいのと、水色のキャンディカラーが上手く溶け込んでたのであまり違和感は無かったです。あと音楽がすごく良かったからサントラを買ったんですが、2枚組で多分全曲入ってるし、ブックレットに写真が沢山載っててすごくおすすめ。パンフもインタビューが充実してて良かったです。

ディパーテッド

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銃撃がんがんの忙しい映画。マフィアに潜入した警官(レオナルド・ディカプリオ)と警察に潜入したマフィア(マット・デイモン)がスパイとばれないように情報を集めていくんだけど、すごく緊迫感があってスリリングで面白かったです。特に警官サイド、常に命の危険があるし、死体観るし拷問っぽいことするし人殺すのが当然、という人達に囲まれて生活する事への葛藤というか恐怖というかがすごく描かれてて良かった。
ラストも納得出来る形だったし、テンポも良いし中だるみしないし、映画館で観ても損しないと思います。思いがけず銃声がしたり心臓ばくばくしっ放しだったけど、アクションならこんなものかも?あと下ネタが多かった。
黒人・アイスランド系の差別、南部と北東部の差異などの背景を匂わせる台詞や場面がありますが、特にその辺詳しくなくても「そんなもんがあったんだなー」程度の認識で大丈夫でした。
マット・デイモン目当てだったけど普通に楽しかったです。